この寒い冬の季節は色の少ない風景ではありますが、隅々まで目をやるとこの季節ならではの物も多く見つけることができます。
センリョウ(千両)・マンリョウ(万両)の木もその一つです。
どちらも1m程の背丈で赤い実と濃緑の葉の対照が美しい小振りの木ですが、千両は葉の上に、万両は葉の下に実が生るので見分けがつきます。
ちょうど仲秋から立春にかけて実をつけるのとめでたい名前である事から御正月の縁起物としても扱われ、古くから庭木としてよく植えられる木でもあります。ただ実際には鳥が種を運んで知らぬ間に庭に生えていることも多いとか。
もうすぐ節分・立春ですから千両万両の時期もあと少しといったところでしょうか。寒い日が続きますが、春の訪れも近づいているようです。