先日の3月13日に“これ以降マスクの着用は個人の判断に任せる”旨、政府より発表がありました。

元々罰則のあるようなものではありませんでしたが、“原則として屋内はマスク着用推奨”から“医療機関や混雑した電車、バス等に入るときに推奨”と文言が大幅に緩和されています。

当神社でもご参拝の方へ向けたマスク着用願いの看板は下げさせていただきました。ただし他の部分、検温器や消毒液の設置、職員側のマスク着用等の感染症対策は継続して行う予定でおります。

マスク着用当初の月次祭の一場面

思えば感染症流行の初期は紙製マスクの不足もあり、「白紙や白布で祭事用の面覆いを作る」「距離が確保できる場合は事前にご説明した上で、神事中のみマスクなし」などの試行錯誤がありました。

神主にはマスクを着けたまま祝詞を奏上するという事への体力的・心理的な抵抗もありましたが、衛生面や長く着けることを考えて結局市販の不織布マスクを常時着用する、という事で落ち着きました。

個人的には花粉症の事もあり不要と言われてももう少しマスクを着けていたいところ。しかし段階的にコロナ禍前の状況に戻していこうというのは意義ある事と思います。このまま大過なく各祭典の無事斎行に繋がっていく事を祈っております。