昨日、特に午前中はずいぶん強い雨風になりました。
大安吉日だったという事もあり幾つかの出張祭典、地鎮祭等のお約束もあったのですが、やはり天気のせいで祭典後の片付けの時には各祭具に泥はねが。今日も雨ながら外のお約束はありませんでしたので、今の内にと汚れた祭具の手入れなどを行いました。
地鎮祭で用いる神事用の鎌・鍬・鋤
泥を落とし、白紙と麻を巻いて準備します
思えば神社で用いる道具というのはほとんどが木と紙でできています。
注連縄やそれにつける紙垂などは、汚れず雨にも強い化繊のものならば何度も使えて便利ではありましょうが、やはり昔からの道具を綺麗にしながら“常に清浄であろうと意識する”事も神道では大切なことと思います。
多くの場合地鎮祭や清祓を受ける方にとっては、神職を招いての神事は滅多にない、或いは一生に一度の事です。神様へも参列者の方々へも失礼のないよう道具から整えて参ります。