明後日には神社の三大祭の一つである『新嘗祭』を控えています。社務所ではご神前にお供えする鯛の準備等を行いました。

普段ご神前にお供えしているのは当神社の場合「米・酒・塩・水・海菜の乾物・野菜・果物」といったところですが、大祭の時は更に「餅・鯛・氏子地域からご奉納の野菜果物」などが加わります。

鯛は寝かせたままお皿に載せてもいいのですが、折角の大祭です。麻を用いて泳いでいる姿に整えました。

整形した鯛

過去の新嘗祭でのお供え物。新穀と並んで鯛も見えます

神饌=お供え物には2通りの形式があり、一つは『生饌…新鮮な生の物をお供えするもの』、一つは『熟饌…調理した食べ物をお供えするもの』です。

多くの神社では生饌の形式をとっておりますが、食べ物であるからにはどちらの形式でも“準備したての物をお供えする”のが真心であろうかと思います。

その意味では今回は随分前もっての準備になってしまいましたが、魚をお取り寄せした関係でこのようなタイミングになってしまいました…難しいものです。