夏越大祓は人々の心や身体に色々な良くない事が起こる原因を取り除き、幸福と繁栄を迎えるために諸々の罪穢を祓い清め清明心を自己の内に培う神事です。
夏越大祓では茅の輪をくぐる風習がございます。境内にも25日から茅の輪を設置しておりますが、その由来は素戔嗚尊の神話から来ております。
素戔嗚尊が日本の国土に住む人たちの平和と産業の発展のために日本を廻っている時に蘇民将来(そみんしょうらい)という人が貧しいにもかかわらず、暖かい待遇をしてくれたことに感謝し、「チカヤをもって輪を作り腰の上にかければ悪病から免れる事が出来る」と教えました。教えを守った蘇民将来は難を逃れ、それ以来、無病息災を祈願するために茅の輪を腰に付けていたものが現在のようにくぐりぬけるように時代と共に変化していきました。
茅の輪にはくぐり方がございますのでブログの方に載せさせて頂きます。
①.茅の輪の正面で一礼し、左足から茅の輪を跨ぎ、左回りで正面に戻る。
②.茅の輪の正面で一礼し、右足から茅の輪を跨ぎ、右回りで正面に戻る。
③.茅の輪の正面で一礼し、左足から茅の輪を跨ぎ、左回りで正面に戻る。
④.茅の輪の正面で一礼し、参道を進み、お参りをする。
茅の輪の横にもくぐり方が記載された看板がございますので、そちらをご参考にお参りください。