この度宮司の計らいで、各神職の出張祭典用の狩衣が新調されました。
『狩衣(かりぎぬ)』というのは特別な年中行事以外のほぼ全ての神事で用いる装束です。基本的には手洗いや手縫いを繰り返して大切に使っていますが、やはり経年で生地が変色したり糸が弱ってほつれたりするのは避けられません。
特に屋外で用いる出張祭典での装束は傷みが大きいため今回の事になりました。
新しい装束は糊も効いていて着けるだけで背筋が伸びるようです。
屋外で用いるものは“外だから汚れても仕方がないか”という気持ちになりがちですが、これを一つの機に他の神具の整美にも努めたいと思います。