明日は大祭である『祈年祭(きねんさい)』の日。今年一年の豊作を祈る神事です。

祭典の開始が明日午前11時ですので御神前に上げる神饌(しんせん=お供え物)は今日中に準備・確認をするのですが、その中の一つに鯛を整えておく、というものがあります。

神饌の準備には二通り、『生饌(せいせん、生の食材をお供えする)』と『熟饌(じゅくせん、調理した料理をお供えする)』とがあります。

多くの神社では生饌を採用していますが、その際の心得は“なるべく新鮮なものをお供えすること”です。

魚の場合生きたそのままではお供えできませんが、新鮮で美味しそうに見えるように、写真の通り麻紐で動きをつけてお供えをするわけです。

あくまで工夫の1つではありますが、こうした細かなことにも気を付けて準備を進めております。