今は草木が陽の光を浴びて若葉をつける時期。

盛夏の頃の力強い緑とは違いこの初夏の緑は明るく繊細で、やはり“若々しい”という表現が当てはまります。

ただ目で見る分には奇麗なのですが、実際にそれを(神社では主に榊と竹ですが)何かに使おうとすると少々困りものです。

玉串に使用する榊。若葉は本当に透き通るような薄さです

特に榊は神事に前もって採り、汚れを拭いて紙垂を付けておくのですが、あまり暖かいところに置いておくと若葉が握った紙のように縮れてしまいます。

自然の事なので仕方ないのですが、この時期は逆に日当たりが悪く成長の遅れた榊から枝を採るなど工夫して準備をしています。

特に今年は暑い日がすでに多いような気がします。気を付けて準備しなくてはいけません。