前もって修繕に出していた提灯が出来上がったとの事で、本日その受取りがありました。神楽殿の舞台天井を飾る『奉納』の提灯一対です。
竹の枠と骨組に和紙を張って作った昔ながらの提灯は器具というより工芸品で、実に風情のあるものです。ただし作るのも直すのも職人技で、時間に余裕をもって頼まなければならないところは注意が必要です。
真新しい提灯。まだ屋台の煙に晒されていないので真白です
とはいえこうした提灯も時代に合わせて変化してきています。
本物の火を使わず電灯を中に入れて、というのはもう当たり前ですが、外側の和紙がビニール張に、骨組も竹から金属や合成繊維にといった具合にです。
しかしできるだけ古くからのやり方で続けていきたいところですね。