境内には大きく育ったイチョウの木が数本あり、今朝の清掃の時にもう実を落としていました。ずっと暑い夏が続いているような気がしますが気が付けば9月も後半、もうすぐ御彼岸という頃です。

この木は数年前に大きく剪定して以来ほとんど実をつけてこなかったのですが、もう体力は回復しつつあるとみえます。

イチョウは暑さ寒さや病虫害にも強く、剪定無しでも真っすぐ美しく伸びる上にいざ剪定しても弱りにくい樹木です。

加えて水分を多く含むことから燃えにくく、一説には関東大震災の折りにも延焼を留めたイチョウがあったことから全国的に植樹が広がったとも。

寿命が長く縁起の良い木でもあり、神社や寺院に多く植えられているのは縁起物としての側面もあるようです。

 

ただ境内にイチョウを持つ側としては秋の大量の落ち葉、そして銀杏の落実というのは困りものでもあります。

どちらも地道に片づけをするほかはありませんが…

そして参拝者の中には時折銀杏の実を拾って持ち帰る方もいるようですね。

神社としては落ちている実を拾っていかれる分には全く問題ありませんが、中身の種子だけを採って臭いのする外身を境内に捨てていくようなことはされませんよう、また食べ過ぎると中毒になりますので、昔の人の『銀杏は自分の年の数以上は食べない』という言葉をご参考にされますようお願いします。