午後になると段々人の出入りも落ち着いてきますので、今後奉仕する神事の祝詞作文や清書を行っておりました。
度々こちらにも書いておりますが、祝詞は決まった詞を読み上げるのではなく、『このような理由で今日神事を執り行うに至りました、つきましてはこのような願事を申し上げますのでご加護をいただきたく…』とその神事のために作文した文章をご神前に読み上げるものです。
作文に当たっては祝詞例文集や先輩の祝詞を参考にはしますが、多くの場合その神事にまつわる事情や自分の好む言い回しを織り込んで作文します。そのため神主によって、また同じ神主でも表現を改善したりして書くたびに違う文章になったりもします。