昨日境内にて刈り取った稲穂を、早速懸税として本殿前に吊るしお供えを致しました。

『懸税(かけちから)』とは元々茎ごと抜いた稲穂(初穂)を青竹等に掛けて神前に捧げるもので、“御陰様で収穫できたものをなるべく早く神様へ届ける”という真心を表したものと言えます。

写真の懸税は昨日の稲穂の細かな葉を取り除いて長さを揃えたもの。乾燥とともに黄色く変わっていきますので、青々とした懸税を見られるのは本当にはじめの頃だけです。

神社では神様に新穀・新酒をお供えする祭事として11月23日の『新嘗祭(にいなめさい)』が全国的に行われていますが、それに先立つ形で稲穂を収穫する『抜穂祭(ぬいぼさい)』、また稲穂のお供えというのも多くの神社で行われています。

既に店舗でも今年産の新米が出回っています。皆様はもう召し上がりましたか?