今日は予想より雨の上がる時間が多いものの、基本的には小雨が降ったり止んだり。

境内の掃き掃除は早々に見切りをつけ、屋内でできる作業を中心に行いました。

そのうちの一つが神社で用いる道具の修繕、写真にあげましたのは拝殿の椅子「胡床(こしょう)」の塗り直しです。

この胡床は木部分が黒く塗られており、やはり座る方の踵が当たる部分ですので足元が擦れて色がはがれてしまいます。

ヤスリを掛けて一度木目を晒してから漆を塗り直す、のが一番丁寧で美しいのですが、流石に素人がそこまではできません。

応急処置という事で、はがれた部分を黒く塗り直すに留めました。今は「漆風塗料」というものがあり、扱い易く色も同等で、便利なものです。近くで見ると筆跡が分かってしまう出来ではありますが…

夏、秋、冬とこれから神社の行事が増える時期です。出来る事から準備をして参りたいと思います。