十五夜

今日は旧暦8月15日、所謂「十五夜」「中秋の名月」の日です。

この日は夜空の満月に団子や芋、ススキなどの秋の花をお供えして観月する習わしです。月の神様(月読命)ではなく月そのものを拝む、というころに由来の古さを感じさせます。

空気が澄み、月の高さがちょうど良いことなどがこの日を特別な観月の日とした理由と言われていますが、雲で月が見えなくても「無月」、雨が降っても「雨月」として微かな月明りを楽しむものでもあるそうです。日中は少し雲が散ったような空模様ですが、今夜はどうなるでしょうか。

ちなみに英語圏では moony, moonstruck, lunatic などという言葉があるように月には「夢」「秘密」「狂気」といったイメージがあるようです。

文化の違いとは面白いものですが、ともあれ皆様方が良い月を見れるようにお祈り申し上げております。

夏の日差しの中ですが、境内の裏手にもススキが出ています