方除四神祓塩について
全方位を守護する四神とは、四方から降りかかる悪災を鎮める守護神です。
東は青龍【せいりゅう】南は朱雀【すざく】西は白虎【びゃっこ】北は玄武【げんぶ】の威神力を秘めた四神が地相や家相、方位からくる災難を祓い、福運を導く守護神がご加護致します。

青龍神 「東方の守護神」・・・昇運と豊作を呼び家運隆昌・商売繁昌を招きます。
朱雀神 「南方の守護神」・・・神と共に棲む瑞鳥でその翼で厄災を祓い清め朱雀門からは平安と福が招き寄せられます。
白虎神 「西方の守護神」・・・女性に子宝と安産を授け、夫婦円満な家庭を築く。
玄武神 「北方の守護神」・・・長寿を富を招く亀と厄難を寄せ付けない蛇の霊力を合わせ持ち繁栄と長寿をもたらします。
古代中国の方位学の基となった「営造宅経」には厄災や不運の元凶となる地相・家相は家庭や商売の盛衰までも支配すると言われました。実際に住む人の健康面や精神面に与える影響は気にすれば、はかり知る事は出来ません。「家庭こそ幸福を招く大きな器」と考えて、諸々の罪汚れを祓い清める為に広く用いられて来ました「塩」で、皆様方の悠久の繁栄を祈り当社では地鎮祭等でお渡しする四方塩を謹製致しました。
四神は古来、大宝律令の頃から歴代天皇の御即位の礼や祝賀には御旗として、大極殿紫宸殿などに置かれました。宮殿や神社仏閣の御造営にあたり「春夏秋冬」の悪霊を鎮め「東西南北」の土地を祓い清める四神を必ずお祀り致しました。
有名な高松塚古墳の壁画や国宝薬師如来の台座にもこの四神が描かれています。五行思想により神社仏閣でも「青春」「赤夏」「白秋」「黒冬」と「中央玉座の黄色」は聖色として使われています。
日本の国技「大相撲」にも「青房」「赤房」「白房」「黒房」が使われています。