春分の日

今日は『春分の日』。国民の祝日に関する法律によれば、“自然をたたえ、生物をいつくしむ”日とされています。

しかしながら神道で言えば宮中で行われる「春季皇霊祭」の日。仏教で言えば「お彼岸」の中日です。もっともインドや中国の仏教には「お彼岸」は無いそうで、日本で古来からご先祖様や亡くなった方を想う日であったことが伺えます。

この季節の花といえば牡丹。それにちなんで春のお彼岸にお供えするあんこ餅を牡丹餅(ぼたもち)と呼びます

戦後、昭和23年7月20日に現在の国民の祝日の多くが定められ、その際に国家祭祀的な意味合いが除かれて当り障りのない表現となったことは良く知られています。

ただ対となる秋分の日に“祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ”という趣旨が残されているのに対して、春分の日は前述の通り“自然をたたえ、生物をいつくしむ”と変えられてしまっているのは、勿体ない事に思えますがいかがでしょうか。

ご先祖様や亡くなった方を想うことは、巡り巡ってこれからより良く生きるための行いの一つとなります。皆様方にとっても今日が過去と未来を見つめるための穏やかな一日となりますよう願っております。