注連縄(しめなわ)

今日は先日までの暑さと比べると寒く感じるくらいの冷たい雨の日になりました。

この季節、どうしても痛みが気になるのが境内の各所に張られている注連縄です。

「注連縄(しめなわ)」は神社において“その内側が神聖な場所であることを示す”ために張られる縄であり、「七五三縄」「一五三縄」「締縄」「標縄」など複数の書き方があります。

注連縄の「しめ」は神様の占有を意味する「占め(しめ)」。

左綯いにしたワラ縄を、神前に向かって右側を「元」左側を「末」とし、白紙で作った紙垂を途中に四枚付けて一辺とするのが普通です。しかし縄の所々にシメノコと呼ばれるワラの端を出した注連縄もあり、更に神社によっては古伝により特殊な注連縄を用いているところもあると聞きます。

特に高所に付ける場合など、交換時の安全性を考慮してビニールや金属を使用した注連縄を使用する神社もありますが、未だ多くの神社では藁と紙で注連縄が作られている事と思います。

当神社でも各所の注連縄は昔ながらの自然素材で、交換時期は毎月1日15日の月次祭の前。ただ雨が続くとなかなか張り替える機会がありません。1日の月次祭のために、明日一度雨が止んでくれると助かるのですが…