南天の結実

境内の木々は徐々に紅葉の兆しをみせていますが、その中にあって南天は早くも実を結び、赤く染まり始めていました。

南天は初夏に白い花を咲かせ、秋から冬にかけてブドウのように集まった赤い実をつけます。

一般的には赤色の実ですが、実が白いシロミナンテン、実が薄紫色のフジナンテン、葉が細長く変形したキンシナンテンなどの変種もあるようです。実は咳止めなどの漢方薬として昔から使用されており、また「難を転じる」と音が似ているためにその葉も縁起物として利用されてきました。当神社でも鎮物に入れるお供え物などに南天を使っております。

実が赤くなると寒い季節の始まりかな、という印象があります。もう少しこの穏やかな天気を楽しんでいたいところですが…