社務所窓口の横にはちょっとした掲示板があり、ポスター等を掲示しています。
期間の限られた祭事や各種行事のポスターが優先されますが、普段は神奈川県神社庁で作成された『まことの道』というポスターが貼られることが多いでしょうか。月替わりのポスターで、年によって過去の御製(ぎょせい。天皇陛下の詠まれた和歌)や格言など様々ですが、今年は「童謡の歌詞」が題材になっています。
歌詞の「詞」は一文字で「詩文」という意味もあり、短くても感情や情景が込められている…というのは実感として分っていただけるかと思います。
そういえば学生の頃に受けた祝詞作文の講義の中で“歌の歌詞を古文に書き換えてみる”という練習法がありました。当時は古語の語彙のなさから想像以上に苦戦したものですが、今思えば心のこもった文章だからこそ祝詞作文の参考にしたのだと分かります。
色々書きましたが『まことの道』もこの12月分で一区切り。また年明けから始まる新しい一巡りにご期待いただければと思います。