昨晩の雨の影響で境内では落ち葉や木の枝がたくさん落ちて、午前中は御祈祷の合間に清掃を行いました。

本日5月29日の暦注を見ると『十方暮れ終わり』『天一天上始め』と二つ重なっております。この゛天一天上゛は(てんいちてんじょう)と読みます。

天一神(てんいちじん)という方位を司る神様が天に帰っていく期間のことをいいます。普段であれば天一神が鎮座している方角に動くと災いが起きると言われております。

しかし、゛天一天上゛の期間は天一神が天に帰っており、地上のどの方角にもいないので方角を気にせずに動ける期間(16日間)で、6月13日まで続きます。

天一天上の期間には、旅行や引っ越し、掃除が良いとされております。方角が関係してきそうな、旅行や引っ越しは想像がつきそうですが、この掃除については説があります。

天一神と入れ替わり日遊神(にちゆうしん)という不浄を嫌う神様が天から降りてきて、家の中にとどまると言われ、家が汚いと(特に水回り)良くない、逆に言うならば清潔にしていれば、天一天上の期間は尚良いとされています。

皆様も暦を手に取って、今月はどのように過ごせばよいのか、気をつければよいのか等参考にしてみてはいかがでしょうか。