梅の落実

最近は風の強い日がしばしばありますが、ちょうど昨日、境内では随分沢山の梅の実が地面に落ちていました。

これは毎年の自然に起きる事の一つ。もうそんな季節か、そろそろ梅の実の収穫の準備かと職員一同感じております。

残った実を大きくするための間引きの意味、或いは実を落とす時期を何段階かにずらす事で種の発芽の確率を上げるという意味で木が自ら実を落としているものと思われます。いずれにせよ、境内の梅の木々がまるで示し合わせたように実を落とすのは何度見ても不思議な光景です。

またこの時期、梅の実を拾って良いか聞かれることがあります。

自然に落ちた実であればご自由に拾って持ち帰っていただいて構わないのですが、多くの場合落ちた時に傷が付いてしまうので食用への加工には向かないと言われています。香りを楽しむくらいにとどめておいていただければ幸いです。